M5StickV がPCから認識しない → 解決

M5StickV が一昨日到着したが、PCから認識できなかった。他の動作は正常。

現象:PCに接続しても、Windows 10 から USBデバイスとして認識に失敗する。「不明なUSBデバイス(デバイス記述子要求の失敗)」や「不明なデバイス」など。

USBデバイス認識失敗の例

かたっぱしからテストした結果、どうも USB供給の電圧が5V未満になると認識に失敗するようだ。

ダメになる例。一時的に5Vを下回る。
電圧がVが大きめ(+0.08V程度)に出るので実際は4.86V位。
通常は5V程度あっても認識中に5V以下になる。PC本体の電源が弱いのか。

 

ACアダプタ付きUSBハブで解決。 USBハブはエレコム U3H-A408SBK を利用しました。

さすがACアダプタ付きHUB、電圧値安定。
+0.07V程度表示ずれ。テスターも怪しいですが。

蛇足ながら、試したことは下記の組み合わせ。どれも結果良くならず。

  • USBケーブル交換、USBポート変更
  • PCリブート、PCシャットダウン
  • M5 StickV のAボタン押し続けて起動(boot.pyスクリプト起動しない)
  • 内蔵バッテリーを疑い充電を空にしたり、逆に満まで充電したり
  • Silicon Labs ドライバを手動インストールしたり(通常自動インストール)

さて、、まずは起動時の音を小さく設定。/flash/boot.py を確認。

player = audio.Audio(path = "/flash/ding.wav")
player.volume(100)

のvolume値を100から5に変更。これで夜中でも家族に怒られませんね。

簡易エディタ pye の使い方はこちらなど

maix bit とWROOM-02 でネットワーク接続など

WROOM-02(ESP8266)を接続してネットワーク接続できるようになった。

WROOM-02なので技適も問題なし。

配線は WROOM-02のTX to pin-6,RX to pin-7 ,ATモードでESP8266を動作させる。

あとは電源、Io0、IO2、EN、電源(3.3V/GND)などは通常のWROOM-02と同様。

ntp含めて、maixpy のサンプルをgithubに置いてます。

https://github.com/shiosalt/maixpy_sample

maixpy 覚書

maix bit camera

1)maixpy IDEと対応ファームウェア

maixpy IDE でファイル送付や画像表示はファームウェア 3.1以上が必要。

Add file transfer support for MaixPy IDE

yolov2 20classサンプル公開されているファームは3.0用なので注意。

os.uname() コマンド出力の version とかでファームを確認。

2)プロンプト(REPL)上で xx.py ファイルを実行する方法

with open("xx.py") as file:
    exec(file.read())
# Back Space + Enter

あるいは下記コマンドなら1行で同じことをする。

exec(open("xx.py").read())

3)カメラの撮影、LCDへの表示、SDへの保存サンプル

import sensor
import image
import lcd

#LCD初期設定
lcd.init()
lcd.direction(lcd.YX_LRUD) #デフォルトだとLCD上下逆のため設定。YX:横長 LR 左右順 UD上下順

#カメラ初期設定
sensor.reset()
sensor.set_pixformat(sensor.RGB565)
sensor.set_framesize(sensor.QVGA)
sensor.set_hmirror(0) # デフォルトだとカメラがミラーに設定されているため
sensor.run(1)

i=0 #ファイル名用
while (True):
    img = sensor.snapshot()
    lcd.display(img)
    filename = "/sd/{0:0=8}.jpg".format(i) # 00000000.jpg から連番
    img.save(filename)
    i=i+1
    lcd.draw_string(10,20,filename)

4)簡易エディタ pye の使い方

pye("ファイル名")

矢印キー 移動
マウス 移動
deleteキー 実質バックスペース
BackSpaceキー 押さないこと! 文字置換 押してしまったら Enter 2回

Ctrl + l またはスペース 行選択(画面上黄色選択)
Ctrl + c 行コピー
Ctrl + v 行ペースト
Ctrl + s 保存。ファイル名が表示されるので Enter 。flash だと10-15秒保存に時間がかかる。ファイル名表示が消えれば保存完了。SDなら1秒未満で保存完了。
Ctrl + q 終了。
 保存していないときは 終了していいか聞いてくる。y/N 、デフォルト N
 保存せず終了の場合、 Delete(デフォルトのNを消す) y(Yes) Enter (確定) 

5)SDカードにより不安定

SDカードによっては、USBでシリアル接続しているとマウントされるが、USBで給電のみだとマウントされないものがある。SDにより不安定とのユーザ報告もちらほらみられる。

逆にSDカードのフォーマットは FATのみ対応を記載されているが、3.1ではFAT32でも問題なかった。古いファームでは不明。

maix bit camera
テスト中。 thingiverseから適当に3Dプリンタデータをダウンロードしたら寸法違った。

6) Maix BiT は2種類あり。マイクあり・なし

キットとしてカメラ+液晶セットだが、本体ボード上に秋月電機はマイクなし・SwitchScienceはマイクありの模様。入手は秋月電子版のためマイク未テスト。

M5StackVはまだ配送中。シンガポール。

MAix BiT 初期メモ

MAix BiT 入手。

Arduino勉強会を参照。maixpy_v0.3.2_full.bin K-FLASHを利用して書き込み。

”Unable to enter ISP mode” となるので”boot” ボタンを押しながらFlash書き込みを実行したら成功した。

error: Unable to enter ISP mode.
flash success

 

シリアルポート(今回はCOM5だった)に接続したらカメラと液晶も動作。

シリアルでmaxpy に接続するにはCtl-C。一旦切断して再接続でもOK。

心配した消費電力もカメラを液晶表示で今のところ5V 0.14A 程度。起動時は0.05A程度。yolov2 でキャプチャ連続処理させても0.2A弱。すごい。

キャプチャ取得中
yolov2 動作中